糸満へ買い出し。

2017年 2月 4日(土)

友人Nさんの提案で、日本最南端の「道の駅いとまん」に行く。
「道の駅いとまん」は、野菜が安いとのことで、前日までに冷蔵庫の野菜「クリアランス料理」をして買い出しに備えた。

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ゆいレール赤嶺駅から89番のバスに乗車。

 

バス内はガラガラで、途中からわれわれ2人の大型ハイヤー状態に。
運転手さんは親切で、「道の駅いとまんに行く」と言うと、「帰りの時刻表はそこにあるから持ってって。平日と土日用があるから間違えないでね」とか、降車時には「道の駅いとまん」への行き方と、帰りのバス停の場所もていねいに教えてくれた。
与那原へ行くよりずっと短い乗車時間だったが、バス代は450円と高い(与那原430円)

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バス停から5分ほどで「ファーマーズマーケット いとまん うまんちゅ市場」到着。
「海人(うみんちゅ)のまち」糸満から取ったのでしょう。← 違ってました(コメントを参照ください)

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入口前で、「美らキャロット」のジュース試飲をやっていたので、いただく。
ニンジンのみなのに、甘くてとてもおいしい。

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中に入ると、お客さんでいっぱい。我々のテンションも急上昇。

混んでいるだけのことはあって、野菜が安い。
そして、見たことも無い島野菜がいろいろある。
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ハンダマ?
調べたら、表面が濃い緑色で、裏は鮮やかな紫色をしていて少し厚みがあり、茹でるとぬめりが出てくるとのこと。モロヘイヤと似た感じかな。体にもとても良いらしい。

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フダンソウ
調べたら、ホウレンソウに似ているが比較的季節に関係なく利用できるので「不断草」とよばれる。サラダや炒め物でおいしいとのこと。

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黒糖の出店がある。
「粟国島」産とのことで、お客のおばあが、「自分らは黒糖買うときは必ず粟国島産のものを買う」とおっしゃっていた。
試食したら、今まで食べた黒糖と全く違う濃い味がして、とってもおいしかった。
黒糖だけで食べられる味。お土産にたくさん(300g×5) 買う。

後で調べたら、粟国島産黒糖は、唯一の直火炊き (直火でサトウキビの搾り汁を煮詰めて黒糖を作る)なのだとか。手作業で丁寧に仕上られた入手困難な貴重品とのこと。

Webでは100g200円ほどで売られていた。今回は、65円でゲット。

どんどんと買って、カゴが重くて持てなくなり、その時点で「買い出し」終了。計:2,909円なり。

その後、お土産専門の「糸満市物産センター遊食来 (ゆくら)に行く。
野菜売り場と打って変わって、お客さんがいない。
空港の土産売り場と同じような品揃えと値段なので、ガラガラなのだろう。
次に、糸満漁協の店 「お魚センター」を見る。
昼食時ということで、魚を食べているお客さんはけっこういた。
しかし、「道民」の二人には、買いたい魚がない。

カキも小さいし、1個300円の観光客向け価格。
糸満ではマグロが採れるとのことで、マグロにも期待したが、期待はずれ。

昼食はどこで食べようかと見に行ったが、あまり食べたいところもない。
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「遊食来(ゆくら)に併設のフードコートの近くに、和菓子ののぼりがあったので、入ってみた。

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中は静かで、店員もいない。
しかし、パン、大福、わらび餅などが安い。
消費期限間近ということで、さらに半額のものもある。

安いとついつい買ってしまうクセが出て、たくさん買ってしまった。
「何でこんなに安いのか」聞いたところ、ここは工場で、「サンエー」「かねひで」などに商品を卸していて、ちょっと形が不揃いになった商品などをここで売っているとのこと。

あとで食べたが、そこそこおいしい。
特に子どもは、安くて甘くておいしいので喜ぶだろう。
ただ、甘い物ばかりなので、おとなにはあまり向かないかも。

食べているときに不思議な「掲示」を見つける。
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茨城県人でもないのに、なぜ「おめでとう~!」なのか。
稀勢の里が「お酒が進むんです!」と言ったのかな?


なぞは深まるばかり。


時間があったので、また「うみんちゅ市場」に入り、シークヮーサー果汁を買う。
沖縄産果汁100%、1.5Lで2,000円とかなり安い。
これで、ヨーグルトを食べるときの柚子酢代わりができた。

その後、バス停まで行って見たら、あと40分ほどあるので、お店が見える方向に歩き出す。
すると「まさひろギャラリー500m」という看板が見えた。
500mなら、さっと見て帰ってくればバスに間に合うということで、歩き出す。

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「まさひろギャラリー」到着。
甕がずらーっと並んでいるのを見たとたん、「あ、これはバスには間に合いそうもないな」と思う。

中に入ると、泡盛のいい匂いがしてきた。
2階には昔の泡盛や酒器などが展示されていて、そこから、工場の様子もガラス越しに見える。

その後、1階で泡盛の試飲。(^。^)
「蔵元限定」の5年古酒がおいしかった。「蔵元限定」に弱いんですよね。
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そして、さらに高価な10数年貯蔵古酒も試飲させてくれる太っ腹!
とろりとしていて甘く、飲むと、ふわーっといい気分になる。

シークヮーサー1.5Lを買って、荷物はかなり重くなったのに、またまたボトルを買ってしまった。
困ったもんだ。

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そして、「泡盛百年古酒元年」という大きな甕があったので、何なのか聞いてみた。
一人2,000円からの会費で会員になると、100年貯蔵する古酒を飲めるらしい。
一番上に書いてある年に仕込んだとのこと。
そして毎年、旧正月に会員が集まり、熟成度合いをチェックするためにちょっとだけ飲むのだそうだ。



単純な当方はそれで納得したが、あとでNさんに話すと「100年後に生きている人いないんじゃないの。誰も飲めないでしょ」とのまっとうなツッコミ。
ハイ、その通りです。

どうなってるんでしょうか。会員権は相続できるんかいな?